当院の歯科衛生士は歯磨きのプロフェッショナルです。
患者さんから”ここの歯はどうやって磨くの?”、”磨けている?” に応えます。 そのためには、まずは自分自身の歯を歯ブラシだけで完璧に磨き、歯ブラシのテクニックを習得しています。 そんな歯科衛生士の「100%磨き」の取り組みを紹介します
歯垢染色液を歯に塗り、うがいをすると、歯垢が赤く染色されます。どこが磨けているのか、磨けていないのか自分の歯磨きの癖を把握します。
歯面の赤いところが歯垢が染色されたところです。歯肉も染まりますが歯垢ではありません。
歯を拡大して見ると、磨けているようでも、赤くなっているところがあります。
歯を横からみると歯と歯の間が染まっているのがわかります。
歯磨きの練習です。赤く染まった汚れに、工夫をして歯ブラシの毛先が届くように磨きます。
右上の犬歯を練習中です。鏡で磨く部分をしっかり見れるように鏡の位置を工夫して持ちます。
犬歯は赤染をしても染まらなくなりました。
1本の歯を完璧に磨けるようになったら、隣の歯を磨けるように練習です。
1本1本、確実に磨けるように繰り返し練習し歯磨きを習得して行きます。
全ての歯を磨いたら、歯垢染色液で確認します
赤く染まらなければ「100%磨き」達成です
「100%磨き」は歯科衛生士の体験学習方法です
(患者様にこのレベルを強要するものではありません)
1 歯を磨ける磨き方を習得する
2 患者さんの気持ちを体験する
3 歯ブラシの毛質、柄の特徴などが理解できる
4 歯、歯肉の特徴を理解し、診療に応用できる
5 ブラッシング指導が楽しくなる
6 歯科衛生士としての自信につながる
などを身につけることができるようになります
磨けているか確認してほしい
毎日歯ブラシしているのに、虫歯や歯肉が腫れる。なぜでしょう? 磨けている”つもり”になっているかもしれません。
磨き方を教えてほしい
歯の形、歯の並び方は千差万別 磨けている”つもり”になっている自分のクセをなくすことが、歯磨きの上達につながります。
自分も完璧に磨きたい
磨き残しを少なくすることで、虫歯や歯周病の発症を抑えることができます。 口の健康は全身の健康につながります。
自分も100%やってみたい
自分の歯を綺麗に磨くことは歯科衛生士として必要なスキルです。ぜひ、チャレンジしてみてくだい。
Comments